麻雀はボケ防止になるのか?

高齢者に人気がある麻雀

中国で生まれ日本でも根付いている麻雀は、幅広い世代に愛されているゲームです。
4人のプレイヤーで役を狙うこのゲームは、記憶力や判断力といった部分が要求されます。

一度ルールを覚えれば一生を掛けて遊べる、長く楽しめる魅力が備わりますから、高齢者に人気があるのも納得です。
気になるのは麻雀がボケ防止になるかどうかですが、結論からいえば十分に期待できる余地があると考えられます。

その理由として、ゲーム中は常に指先を使うことや、他のプレイヤーの牌を推測する為に頭を使う点などが挙げられます。
既に出ている牌を記憶しつつ、今後出ると思われる牌や役を推測する必要がありますから、頭を使わなければ楽しめないわけです。

ボケ防止の理由は他にも、会話をしながら楽しむことができたり、牌のぶつかる音や役が決まった時の気持ち良さなど、適度な刺激感があてはまります。
高齢者は、体力が落ちたり体の自由が制限されるなどで、行動範囲が狭まり人との交流が少なくなる恐れがあります。

しかし、定期的に集まる仲間がいれば交流が保てますし、会話によって脳が刺激されるのでボケ防止に繋がります。
スポーツのように転倒の危険はなく、骨折するようなリスクもないので家族も安心です。

科学的に有効性が調査されている

近年は、市民向けの施設や教室で麻雀の場が提供されたり、自由に集まって楽しめる工夫が各所で行われています。
外出できる体力とゲームの場への足さえあれば、好きな時に通って熱中することができるでしょう。

ボケ防止の可能性については、かなり昔から言われ続けてきたことで、最近は科学的に有効性が調査されているほどです。
脳波を観察する調査によれば、言語野と記憶や情報を一時的に記憶しておく部分の活性化が確認済みです。

いわゆるワーキングメモリーと呼ばれる部分で、ゲーム中の思考や会話が脳に良い刺激を与えるようです。
この脳への刺激は、実は算数の計算よりも強いもので、単純な計算よりも麻雀の方が奥深く楽しめるからだと考えられています。

状況の判断や選択もまたボケ防止に繋がりますし、他のプレイヤーのリーチが発生した場合も、適度な興奮や刺激が起こることが判明しています。
これらの調査結果から認知症を抑制するとまでは断言できませんが、それに限りなく近い期待が持てるのは確かでしょう。

趣味がある人は、現役を引退してもボケにくいといわれていますし、明るく前向きに人生を楽しめる可能性があります。
麻雀はゲームの一種なので、中には遊んでばかりと良いイメージを持たない人もいますが、コミュニケーションツールと考えれば納得できるはずです。

麻雀は高齢者の自主性に任せてボケ防止に役立つ

ゲームに参加する際は、能動的に手や頭を動かす必要がありますから、高齢者の自主性に任せてボケ防止に役立つと結論づけられます。
介護が必要になると、高齢者本人のできることが減ってしまい、周りに対する興味が薄れてボケが進行するケースも少なくないです。

更に寝たきりとなれば、外部から受ける刺激が急激に減少するので、体力だけでなく気力や頭の働きも短期間の内に衰えがちです。
そういったリスクを考慮すると、プレイヤーが集まってワイワイと楽しめるこのようなゲームは、高齢者の健康維持に役立つと考えるのが妥当です。

勿論、自分の足で立って外を散歩したり、できる範囲で体を動かすことも大切ですが、脳を刺激するゲームもまた同じくらいに重要な存在です。
毎日何もしないでテレビばっかりと、友人と集まって頭を使うゲームに挑戦するのとでは、どちらが有意義で楽しく過ごせるか明白でしょう。

定年退職をしてからルールを覚えるのも遅くはないので、老後に趣味を持ったり仲間と楽しみたいのであれば、麻雀を覚えて一緒に遊ぶ仲間を作ることをおすすめします。